2011年11月30日水曜日

素面

明日からは、もう12月。気持ちは、なんとなく走り出す。
    神楽どころでもあるまいに、と迷ったが(他にネタがないので)本年最後の
   収穫の舞、『花米の舞』だそうです。
    この人、たいへん上手でした。

この秋、えらいこと温い日が続く。
昨日、妻が渋柿を買って来て皮を剥いて軒先に吊るした。
今日は、さらに気温上昇、じっとしていても、汗ばんでくるほど、

動きは、太鼓のリズムで追いかける。
柿は、多分カビの肥やしになる。

冬ごもりのため、てんとう虫が我が家の窓に
集団で移動して来た。カメムシも混ざっている。
世話役の婦人、観客の接待に忙しい。
こんなサービスは、この神社だけ。
今残念は、飲んで乗る時代もあったとか。
土佐の料理を前に、幼き頃の・・・、
若かりし頃の、手柄話は、年齢を増した勲章?
勲章位ならまあよかろうが、しつこいのはイカンぜよ。
まさに、魅入ってしまう。
終始、川の流れのように、澱みない。
足の運び手の動きがきわめて自然で、しかも
目に全く力みがない。引き込まれて、流されるように
意識の外でレリーズを続けていた。
と、ちょっと大袈裟かも。
私こと、凡人なれば、 必死に狙って撮りました。
神楽の魅力は、太鼓のリズムに乗った
激しく速い動きにあるようで。
久しく、神楽は、神社の周辺スナップがメインと
思っていたが、今年は、舞台での”舞”そのものを追ってみた。
神楽は、面白かった.

そろそろ、冬の風景。
『冬』をさがしながら、どっかで渋柿も探してみようか・・・


2011年11月27日日曜日

津野山古式神楽『鯛釣り』

11月19日、
今月は、神楽。ちょっとしつこ過ぎた?と、そんな気もする。
がしかし、今日とあと一回続きます。
談志の落語よろしく、観客を巻き込んでの恵美須さん演じる
『鯛釣りの舞』。ストーリー的には余興の部分。

この舞は、いつも終わり近くなってから始まる。
お客さんの多くは、この時を、千時のごとく待っている。
釣り糸に鯛?ならぬ千円札を、我先に縛りつけていく。
この想定内のアクシデントに、喜びと感謝の気持ちを
ひょうげてみせる。
炊事当番さんは、冷や酒を、客に振る舞う。
以下の数枚は、鯛釣りの連続写真。












2011年11月25日金曜日

神楽の日

脱藩浪士『吉村寅太郎』の生誕地、津野町芳生野、四万十川沿いの
   大きな神社。毎年11月19日に神楽が奉納される。

若い女性の神楽見物は、このところ増えたような気がする。
おばちゃんは、相当増えた。しかも元気。
かぶりつきで見入る。
神楽見るなら、かぶりつくのが一番。
まだ大蛮の怖さが認識できていないようだ。

例年より少なめとはいえ、観客は舞台周囲を埋め尽くす。
梼原同様アングルを自由に変えることは困難をきわめる。
場所は、かぶりつきが一番。せめてもと、立ったり座ったり
しながら撮る。背部の人たちには、予め迷惑を謝しておく。
怖いので、腰はやや浮かし気味で、油断禁物。
それでも、立っての撮影は、図々しいようでも後ろの客には
結構、気を使う。とりあえず、一応「ごめんなさい」の
顔をする。
ここの神社の氏子たちは、鳴き声をあげない。

さながら、モデル撮影会のよう。
主役は、むろん・・・。
朝からの雨もすっかり上がった。
雨のために張ったブルーテントが邪魔で、
フレームが限定された。

氏子入りの儀式。お神酒は、母親が代理で受ける。
この子たちには、この平和の後が怖い。

余興、『鯛釣り』もしっかり撮った。あした、


2011年11月24日木曜日

津野山郷秋祭り

11月19日(土)、何年かぶりに、津野町の津野山古式神楽を見る。
梼原町のとは、ストーリーは全く同じだが、舞の動感がまるで異なる。
太鼓のリズムで、舞を追ってみた。
午後になって、晴れ間が見られるようになった。
素面の踊りは、以前は退屈であまり撮る気にならなかった。
この頃は、たいへん面白い。いっぱい撮る。
参道で、知り合いの女性に声を掛けられた。「お父ちゃんじゃけんど
神楽を見るのは初めてなんよ。見るのにええ場所を教えちゃってや。」
教えてやろうにも、このオヤジ、さっさと自ら先に行っちゃった。

神社では、すでに舞がはじまっていた。
炊事当番の婦人は、昼食も終わったのか、
リラックスムード。
この日、『オヤジ』には二度と会わなかった。
天の岩戸は、女性が舞う方が
良さそうな・・・
くだらんことも考えながら、
そもそも舞の意味は知らない。ポーズの一つひとつにも
それなりに意味があるのだろうが、聞いてもこなかった。


かつてより、由緒あるこの神社は、祭りともなると、各地から
大勢の人たち(氏子や観光客)が集まって来て、たいへん賑やか
盛大に神楽が奉納されたものだった。この日は、雨が降り人出も
少なく、質素な祭りになっていた。 
どうしても、賑やかな津野山古式神楽を撮りたかったが、
思いの外予想外に静かだったので、いささか残念。 
今日は、妻の希望もあり奇麗な写真を撮りたいと、
それなりに努力してみた。
今回の取材のターゲットは、古式の『山探し』だったのだが、
割愛になっていた。

明日は、古式の『大蛮』掲載の予定。
今日(11月24日)、職場へ炊事当番のご婦人のひとりが来た。
「ええ写真は撮れたかよ?」。
まっことたまげたぜよ(見られちょったとは・・・)。

2011年11月20日日曜日

裏通り

よく晴れた漁港の裏通り。晩秋の吹く風強い昼下がり。
恋は水色、のごとくに、空も海も真っ青なり。

ナチスを想うヘルメットとひなたぼっこのベンチ。
調和は、よくなさそう。
調和が悪ければ撮っておこう(念のため)。
狭い路地。自転車が置かれただけで、結構邪魔かも。
洗濯物がよく乾く、久しぶりに。
かなりに目立つ、オシャレな黄色のデカイ家。
午後の光を反射して、輝いていた。 
ここは、メインストリート?
道路がやや広め。軒下に同じタイプの自転車が3台並んでいた。
4台目が、何気に目の前をすぎた。
2階に窓が無い。
姫路城は、天守閣の窓が8個分壁に塗り込められていたとか。
店番の老婦人と猫。
ネコは、「ハナ」と呼ばれていた。
聞けば、近所のノラだとか。
エンドウ豆のキレイな発芽を自慢していた。
土寄せを済ませて肥料も与えて、遅めの昼食に帰るところ。 
吊るし柿。
気温高めで、カビ不安。

よく駆ける。
駆けて行った子が、すぐに駆けて来た。
今ごろ、子どもに気安く声はかけられん。
走る意味は、未確認。
長い影、柿に実はもうない。 
満たされて、午後は日陰で午睡中。
明日からは、気温も下がって師走並みだとか。
明日からは、”午後は日向で”。
インフルエンザ予防接種実施中。

今年は、実力通り『ソフトバンク』で終了でした。

2011年11月19日土曜日

雨の太郎川

秋の雨が茅葺き屋根を煙らしながら打ち続けていた。
この屋根の裏側に、少々旬を過ぎたモミジの大木がある。
この木は、”盛り”よりちょっとシュンとしたくらいが・・・


今日も、これから仕事。
朝食抜きで、いつもより早めの出勤。
雨とアフター旬のモミジに魅せられて公園に立ち寄ってみた。
朝の6時半、さすがに誰もいない。
じつはこの家、たいへん雰囲気の良い田舎風『食事処』
雨が、結構激しい。
背中は、傘が全く役立っていない。
この数日の冷え込みで、諦めかけていたいわゆる
『秋彩』らしい紅葉が、今ごろになって見られるように
なってきた。 
今年は、鮮やかな紅葉は見られないだろうと、勝手に決めて
美しくなくても懸命に撮っていたが、ここで当然方針変更
してみることに、とはいえ手のひらを返すように器用じゃない。
しかも本日は雨、雨情を、
クモの糸、
風に揺られて、しかし落ちまいと必死にすがる枯れ葉かな。
それにしても激しく降る。
このとき、雨は相変わらずだが、ポッと明るくなった。
多分、雨は止む!の確信を持った。誰かに言っておきたい。
(当たらぬ予報家として、ちまたでは全く信用されない。)
今日は午後から晴れた。
撮り終えて、愛車にもどったら、ドアにショボくれた
モミジがくっついていた。この葉ッぱと一部変形した車を
見かけたら、ぜひ声をかけてみてください。 
午後は、予報どおり晴れ上がった。
誰にも、伝えていなかったのが、じつに残念。

午後、旧東津野村にて『津野山古式神楽』を撮った。