2012年9月24日月曜日

彼岸花の頃

畦道に咲く彼岸花は、稲の黄の中でじつに鮮やかである。
ただ、うちの田圃は、田植えの遅かったせいか、いまだに緑が濃い。
ー 9月23日、日曜日のこと ー

収穫の予定は、10月中旬。
生育状況によっては、さらに遅れるかも・・・。

お隣の田圃は、稲穂も重たそう。
畔の花も鮮やかなり。負けちゅうぜよ。
彼岸花は、突然前触れなく一斉に咲く。
しかも、美しいときは、ほんの数日。
したがって、旬を撮るのは、意外と難しい。
竹と花、手前の黄緑。
ちょっときれいだった。

西予市は、旧城川町。

今年も、旬を逃さなかった。
なにしろ、毎日様子をうかがっておりますれば、ずぼらさえしなければ、
必ずゲットできる位置に住んでおります。

2012年9月17日月曜日

台風がやってきた

         毎日よく降る。おまけに、台風がやってきた。
        四万十川源流の濁流を撮ってみようと早起きした。
        風はあまり強くないが、雨は相当激しい。

    激しい雨とこのとき少し風が強く吹いた。
   お年寄りが、一瞬フラッとしたのだが、カメラを構えてからは
   平然と、
山道に入ったら、所々でこんな光景に。
更に、
杉林の中から道路に水が流れ込んでいた。
山崩れなど不安にかられる。
増水。
濁流。
いつもは、小川。
これだけ雨が続くと、土砂崩れが心配。

早朝から、びしょ濡れでした。

2012年9月10日月曜日

行き当たりばったり「かかしの里」

国道197号線から山道に入ってみた。
肱川から山越えで野村町に向かう。ネタを求めて、

ここは、大洲市蔵川「かかしの里」。
何度か出くわした分かれ道は、なんら根拠ないままの
偶然の選択によって此処にたどり着いたのだった。

稲刈りは、ほとんど終わっていた。

田圃から解放されたかかしが道端の石垣に、
立てかけられて、一休み。
かかし作りの名人のおじさんに、
「かかしと並んでみてくれんろうか?」
「テレビじゃったら、これまで何回もモデルになったが、」
写真は、いやなんだとか。
ならば、奥さんにお願いしたら、意外にも
快く了承してくれた。しっかりカメラ目線で、しっかり笑顔で・・・。
収穫完了、ノルマ達成。
やや深みを増した空に向かって、思いっきりの背伸び。
この里では、とびっきりの美人です。
さっきのおやじさん曰く、
テレビ、新聞などの取材は、ひっきりなしに来る。
とくにテレビは、100回以上は来た。

休耕田で、メダカの飼育もしている。
バナナも栽培中、だった。
「これらも、見ていけ、」ということだったので見に行ったら
アオダイショウがしっかり番をしていた。
靴も汚れた。
トンネルを抜けて、少し山を下ると野村町だった。
ドラエモンがいたので、”子供でも・・・”と思っていたら、
うまい具合に男の子がやってきて、「此処においで!」と
声をかけると、走ってきて、真ん中にチョコンと座った。

次に、おばあさんがやってきたので「ここに来て!」と
お願いしたら、慣れた様子で子供のそばに腰を下ろした。

2012年9月6日木曜日

夏が去く


    雨の日ばかりの今年の8月、こどもたちには、折角の夏休みも不完全燃焼に終わったか、
   二学期早々の登校姿は、どことなく足取り重たげに見える(”重い”がふつう?)。
    今日のある中学生の話、「部員のひとりが、宿題をやっていなかったため、先生
   の怒り炸裂。」そのため、部活が、初っ端からお休みになったんだとか。
    休みも散々だったなら、いざ、学校もたいへんそうな・・・。先生もか。


店頭にてのフィクションです。
私ども、お客さんとたいへん楽しく過ごさせていただいております。
お客さんの中には、用は済んだはずなのに、近くの人に誰彼なく話しかけて、つい長居をする人がいる。
こんなことは、世間では、普通のことのようで、ここに敢えて紹介するほどのことでもないのだろうが、
やたら長話をする客がいる。しかも大声で話す。(内心迷惑・・・口には出せない)
用は、とっくに済んでいつでも帰れたのに、「バスの時間が無いなった。どうしょう!」
結局、タクシーを呼ばされた。
(以上、フィクションです)
これも、フィクション。

親しげに、長々と会話されてるお二人さん、”久しぶりに出会われたんだろう・・・”
片方が、帰った後で、「あの人は、どなた?」
・・・・・・・
さらに、フィクションです。

お隣の老人に、一生懸命語りかけている。
しかし、老人は、相槌をうつでもなく聞き入っているような。
やがて、話好きのお兄さん、用が済んで帰って行った。
実は、この老人耳が不自由で、通常の会話は全くできない。
耳の不自由な老人は、厚かましく話しかけるお兄さんと
何故かしら、よく同じ日にやってくる。
ただし、二度目からこの老人、決して彼の近くには、
腰を下ろさない。
残暑は、まだ衰えない。
それでも、影だけは長くなってきた。

秋の気配を探してみました。
まだ、夏の力が勝っているようです。

次週からは、「うちの庭」も私が担当する予定です。

2012年9月3日月曜日

宝泉坊大明神

        9月2日(日)意外にもよく晴れた。
        さすがに、もう雨も降れまい。風に秋の匂いが交ざっている。
        秋の気配を探しに行こう、と伊予路を駆ける。
西予市城川に差し掛かったところで、のぼりが
目に入った。元々大した目的もないままの取材なら
ちょっと寄ってみるか。
ご婦人が、作業着姿で勢ぞろいしていた。
後に、おとうさんも二人ほどやってくるのだが、
とりあえずお近づきのあいさつ代わりに一枚。
「大明神様」の清掃を、毎年9月の第1日曜に
ご近所みんなでやる習わしなんだそうな。
「ポーズは、どうしましょうか?」
少々からかわれながらの撮影。
大明神様について、どんな神様なのか訊ねてみたら、
「あの下に、書いています。」
柴を飾るらしい。
古い提灯は、まだ使えるのか、一個一個チェック。

母子像。
安産の神様ですか?「あの下に・・・」
そっけない。
掃除もどうやら一段落つきそうになってきた。
「どこから来た?」
「なんだ、わたしは愛媛新聞の人かと思いよった。」
騙す気は、さらさらない。
バレたら?急に気さくに話しかけてくれるようになった
のだが、当方会話はからっきしで、
青空とうろこ雲だけは、秋の気配を漂わせながら
午後は、変わらぬ猛暑と雷つきの激しい雨。

秋は、まだまだか。